富裕層のお客様への「顧客体験」〜必要な取り組み〜

 

株式会社ハイエンドコミュニケーション 代表 高野睦子です。

前回、「なぜ顧客体験は必要なのか」というお話をしました。

 

情報もモノも溢れた今の時代は、同じような商品がある中でお客様が選ぶこと自体も困難になっています。
そしてモノで満たされるのではなく、「こころの豊かさ」を得るために商品やサービスを選ぶという価値基準に変わってきています。
だからこそ、モノの価値以上にお客様が得る「感情的な価値」を考え、「顧客体験」で独自化を図ることが大切です。

それでは今日は富裕層のお客様に対しての「顧客体験」についてお話しします。

 

富裕層の当たり前の日常を知る

富裕層のお客様は日々様々なサービスを受けておられます。
例えばそのお店の上顧客様や、今後上顧客様になる可能性のあるお客様とお店側が判断した場合、特別な部屋で買い物や商談をされていたりお誕生日になるとセンスの良いお花が届いたり、特別なイベントに招待されたりと常日頃から「良い思い」を体験されています。

どのお客様にも丁寧に接客すると言うのはプロの対応として当たり前のことですが、それ以上のおもてなしが存在しています。
特別扱いやイレギュラー対応など普段から「お得意様」として対応されているため、当たり前の基準値が高いのです。

やはり良いサービスを日頃から受けておられると、それらが当たり前になっていき、普通に対応しているだけでは心は掴めません。

富裕層の特徴は、万が一「不快な思い」を感じられたとしてもその場で口にせずに離れてしまい、二度と足を運んでくださらないケースも多いということです。

 

ここで言う「良い体験」というのは派手なおもてなしやお客様に媚び諂うことではありません。
お客さまが心地よいと思う距離感で丁寧な対応、一人ひとりに合ったきめ細やかなサービスをすることです。

接客対応の本質は、「お客様を歓迎しています」、「尊重しています」ということです。

挨拶一つにとってもしっかり目を合わせて気持ちよく挨拶できるのか、心がこもっていないルーティン化されたものかは、日頃から様々な接客をうけているとわかるものです。

弊社の研修では「他業界のホスピタリティを知る」という内容も盛り込んでいます。
「うちではそんなことはできない」という話ではなく、ここでは一歩外を出るとお客様がどのレベルのサービスを受けておられるのかを知った上で、自分たちに何ができるのかを考えることを目的にしています。

 

普段他業種のサービスを知る機会はなかなかないと思いますので、是非いかしていただきたいと思います。

 

富裕層を刺激する「衣・食・住・遊・知」


では富裕層のお客様に「良い思い」をしてもらうためにはどのような取り組みをしたら良いでしょうか?
もっとも重要なのは富裕層のライフスタイル、価値基準、判断基準をよく理解することです。

今の自分の価値観で対応をしてしまうと、どうしてもお客様のニーズからかけ離れてしまうことがあります。
富裕層の場合は「衣・食・住」だけではなく、「遊・知」を理解・意識した取り組みや提案が必要です。

 

お金を払えば誰でも手に入れられることよりも、プライスレスの価値。自分だけのために用意された「体験」。
五感で感じる体験や、心が揺さぶられるような体験。

例えば自分だったら選ばないこと・普段なら体験しないと思うこと・・・
見たこともない世界・体験したことない出来事・・・・
これらも全て「エンターテイメント性」があります。

何でも手に入れられたお客様にとって新しい「価値」や「新しい自分」に出会える楽しさがあるのです。

もはやお金を払えば誰でも手に入れられるモノではないのです。

例えば、ハイジュエリーや何千万円もするようなオートクチュールのドレス。

このようなものは着る機会が何度もあるわけでもないですし、
また一度着けたり着ると、インパクトが強くもう同じものは着けられないとおっしゃる方がとても多いのですが、そのたった1回だとしても素晴らしい体験が何にも変えられない価値だと思いご購入されています。

「浪費」ではなく価値あるものへはいくらでも「投資」されるのが特徴です。

価値さえ見出していただければ消費インパクトが強いので、「価値」をどう提供するのかが非常に重要です。

価値を提供できる`〇〇業界のことは〇〇さんに聞こう`というポジションを目指す

もう少し、日常に話を戻し日頃の接客対応の話をすると今は、営業を行う前にお客さま自身が自分でインターネットなどを通じ情報を得ることができる時代です。

店舗に足を運ばなくても比較・検討・購入まで完結できます。

一方で情報が溢れすぎて、信憑性に欠けたり必要な情報を得るためにも時間がかかる時代でもあります。

だからこそ富裕層ほど「信頼できるひと」を途中に介入させておられます。

時間の価値を重視する富裕層の特徴は、「信頼している人からの情報」がメインになるということです。

富裕層の「知」はある意味エンターテイメント性があると思ってください。「知」を刺激するためには
お客様が「知らない情報」「業界の話」「プロとしての話」など目新しい情報は富裕層にとって「知」を刺激するワードになります。

そして大事なのはまずは「この人は私のことをよく理解してくれ、情報はいつも役に立つ」と思っていただけるように目の前のお客様にとってベストなご提案を心がけることです。〇〇業界のことは〇〇さんに聞こうというポジションを目指しましょう。

その時に意識的に行うのは「個」の対応です。

例えばファッションであれば、ただ「洋服」の知識があって販売する人ではなく、「パーソナルコーディネーター」になったりライフスタイルを提案できる人の方がお客さまは「価値」を感じていただきやすいです。

富裕層を「層」で考えていると心は掴めません。とことん「個別対応」が必要なのです。

誰にでも当てはまることを言うのではなく、「目の前のお客様」へのオンリーワンの言葉を意識します。

また、例えば感受性の高いお客さまですと、その時に思いついたことを大切にされるので急な予定変更もよく起こることですが、フレキシブルに対応をすることがお客さまにとってはストレスフリーなので大切です。
ここでの対応力が「差」が出るポイントでもあります。

富裕層のお客さまとの信頼関係づくりは、よく人をみられているので地道にコツコツと積み上げていくことです。

 

顧客ロイヤルティの高い富裕層

コロナ禍で顕著になったのは百貨店の富裕層のお客様の動きです。
特に外商などしっかり関係性を作っていたお客さまはコロナでも関係なく消費されています。
低迷する一般ゾーンに比べ、ラグジュアリーブランドや美術・宝飾・呉服は売上が好調でした。
「個」の対応をしっかりとしていれば、特に富裕層の場合は顧客ロイヤリティが高くなるという結果です。
マス狙いから、「個」にシフトする時代なのです。
「個別対応」こそが接客対応する皆さんの力で左右されます!

 

当たり前の基準値の高い富裕層の「違和感」をなくす

例えば高額商品を決めるために行ったのに、言葉遣いも対応もカジュアルだった・ショーケースやテーブルに指紋がついていた・契約書にサインをするために出されたボールペンがチープなものだった・・・・

億物件を内覧しに行ったのに出されたスリッパが非常に簡易的な薄っぺらいモノだった・・・・

これらは顧客体験の価値を下げてしまいます。

「高価なボールペンでサインしたい」「高価なスリッパを履きたい」とは思っていなくても、「これだけの価格のものを契約するのに、歓迎されていない、準備されていない感じがする」などなんとなく「違和感」を感じさせるのはもったいないことです。

特に富裕層対応では、「特別な好印象を目指す」のではなく、当たり前の基準値の高い富裕層の「違和感をなくす」ことが必須です。

その場にふさわしい環境や対応を考えてみましょう!

 

高額商品の接客において担当者に求められていること

特に「不動産」「ハイジュエリー」・・・・など高単価商品の場合、日常品販売とは違い、「商品」だけがいい、担当者の知識や対応が良いというだけではもちろん決まりません。

どちらも必要です。

ですが担当者次第で商品の価値が変わるのです。

どれだけ早いタイミングでお客様のことを理解し、お客様に合うご提案が出来るかは担当者の腕次第です。

そのことをお客さまはよく知っておられます。だからこそ富裕層のお客さまは担当者をよく見ておられるのです。

ひとは物を買うとき、商品という物を買っているようでそれを通して得る「未来」や「自己実現」「体験」を買っています。

高額商品になればなるほど、必要なものに消費するのではなく「未来の自己実現」に対して投資されるので富裕層ほど価格の価値基準ではないのです。

お客様もすでに情報や知識を持って来られることも多いので、それ以上に「専門知識」を伴う提案力、お客様がまだ想像されていない未来への提案が価値になります。

そして何より担当者として信用される行動を積み重ねて「信頼」されることです。

富裕層ほど人間関係を重視されるという特徴があります。

信頼関係を築き、「あなたが言うんだからそうしようと思う」「私にとって最高の商品を紹介してくれた」「次も是非お願いしたい」「知り合いにも担当者を紹介しよう」と結果につながります。そして信頼関係を一度築くと、長くお付き合いしてくださるのも富裕層のお客様の特徴です。

 

ここで若手の方は心配しないでください!
経験値がまだ浅くても、「もっておくべき視点」や「提案方法」「潜在的なニーズをヒアリングする技術」「信用されるための具体的な行動」「違和感を持たれやすい避けるべき行動」「富裕層のライフスタイル判断基準や価値観」を技術・方法として学べばいいのです!
(それぞれの業界や商品の専門知識は日々、磨いてくださいね!)

 

 

ハイエンドコミュニケーションでは、高額商品や、富裕層担当者向けの研修を行っております。
富裕層対応に必要なマーケット情報から、接客・セールス技術、ホスピタリティマインドまで
ご担当者の皆さまの実績につながるための研修をご提案させていただきます。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
詳しくは下記のページをご覧ください。

 

 

 

 

なぜ顧客体験が重要なのか

 

`The Best or Nothing`

`最高でなければ意味がない`

これは、メルセデスベンツのブランド体験を表す哲学です。

この記事をお読みいただいている方は日頃からお客様に接して、扱っている「商品」や「サービス」がある方かと思いますが、皆さんはどのような`価値`をお客様に届けておられるでしょうか?

 

今、「商品中心」から「顧客中心」に転換を図っている企業はとても多いです。
もちろん商品品質ありき。
ですが、同じような商品が溢れる今の時代は「モノ」の価値だけではお客様は選ばなくなってきています。

顧客体験とは?

例えばクレドに象徴されるリッツ・カールトンや、またスターバックスコーヒー。
人は「宿泊」「コーヒー」を求めて足を運んでいるわけではありません。そしてそれらを提供しているわけではありません。
周りの環境や接客ホスピタリティを含めた雰囲気、空間、世界観・・・・・・
目には見えないその場で感じる「良い思い」を体験しに人は足を運んでいます。

このようにお客様が感じる感情的な価値やメリットを「顧客体験」(=カスタマーエクスペリエンス)と呼びます。
特に高単価の商品やサービスを扱っていたり、富裕層のお客様を対象としている場合この顧客体験での差別化はとても大切です。

 

 

接客するなかで「顧客体験」を意識する

では接客対応のなかでお客様に届ける「顧客体験」とは何でしょうか?
顧客体験というと、何か特別なイベント体験やおもてなしと思う方もいらっしゃいますが、そのような特別なものだけではなく日々の接客の中で「個」の対応をすること自体が顧客体験につながります。

角度を変えてみてみましょう。
お客様は「何」を求めてその場に足を運んでいらっしゃるのでしょうか?

 

例えば自分自身がお客様として行かれている場合、何を求めて足を運んでいるかを考えてみましょう!
「私は〇〇に△△を求めて行っている」
と自分の心理を一度可視化してみると、人の心理が分かりやすくなります。

♣「私は化粧品を求めて、百貨店に行く。モノだけならインターネットでいいけどカウンセリングやお肌の状態を見てアドバイスをして欲しい」
♣「私はホテルのラウンジに行く。コーヒーだけなら近所のカフェでいいけれど落ち着いた時間を過ごしたい。」
♣「私は〇〇サロンに行く。髪を切るだけなら近所の美容院でいいけど、担当の〇〇さんが私のことをよく分かっていてくれるしいつもアドバイスをくれる。髪を切るだけでなくいつも癒されて新しい自分に出会える気がする」
♣「私は、リッツカールトンに宿泊する。泊まるだけなら他にもあるけど、あのホテルは気持ち良いし何よりホスピタリティが心地よい。記念日だから良い思い出を作りたい」

 

お客様は常に顕在的にも潜在的にも「良い思いをしたい」という自己実現の気持ちを胸に抱いています。

 

それは「良い商品に出会えること」であったり、「良い体験」、「私にあった良い提案」、「最新の情報」であったり、企業やお店に対し、期待をしています。
そしてそれが想像以上、期待を超えるものであると熱心なファン(=ロイヤルカスタマー )に変わります。

 

モノでお客様を満足させた場合、「満足」という感情があっても、他でそれ以上のものがあれば簡単にスイッチされてしまいます。

「同じような商品(技術)はあるんだけど、やっぱり〇〇がいいんだよね」

そういう経験はありませんか?

お客様を熱狂させる`何か`とは

お客様を「ファン化」させるには、熱狂させる`何か`があります。

例えば

「〇〇ブランドのものは、とにかく形が綺麗で私にぴったり合う」
→形が綺麗なモノがあれば他にスイッチ
「〇〇ブランドのものは、形が綺麗で私にぴったり合ううえに、ブランドの哲学やストーリーがたまらなく好き、創業者の思いに共感する」
→モノだけではない心が動くポイントがある

「〇〇ブランドのものは、性能がいいだけでなく担当者さんがいつも丁寧に色々ご提案くださって、故障した時も親身に見ていただけたので次もまたお願いしようと思う」
→モノ以上の付加価値

皆さんの対応で「心を動かす」ためには何が必要でしょうか?

「接客対応」と一言で言っても「セールス」を伴うかどうか、
「セールス」と一言で言っても「高単価」商品なのか「日常品」なのか・・・
お客様が心地よいと思われる対応や、そもそも求められていることは全く違います。

例えば

♣自分の目指した目標が達成したご褒美に時計を買いにハイブランドに行ったら、ショーケースは指紋だらけで、さらに言葉遣いも態度もとてもカジュアルな対応をされて何だかがっかりして別の店舗にいった・・・・
♣近所のカジュアルなカフェで、高級レストランのような敬語や過度なサービスをされものすごく居心地が悪くなりすぐに出た

これは、それぞれお客様がどういう環境で買いたいか、どういうひとに接客されるかというイメージがなんとなくあったり、心地よいと感じる対応が違うということです。

 

「モノ」以上の価値を考えることからスタート

「モノ」以外の価値はなにでしょうか?
「モノ」の価値以上に「良い思い」が付加価値としてつくと記憶に残り、オンリーワンのものに変わります。

 

同じような商品や情報が溢れ、モノの価値だけではお客様は選ばない時代。
だからこそ、「顧客体験」を考えた接客対応を!!

まずは、いつもの業務を思い出していただいて

1.お客様は何を望んで足を運んでおられるのか?
2.お客様は、商品プラスαでどのような価値を得られるのか?
3.お客様に「専門家」として新しい発見を提供するとしたらどのようなことか?
4.なぜ私じゃないといけないの?(=私が担当するからお客様は〇〇というメリットがある)
5.接客対応の位置付けは?どういう対応が心地よい?

 

是非チームで話し合ったり、考えてみてくださいね♪

 

次回は、富裕層のお客様への「顧客体験」〜必要な取り組み〜についてお話ししますね♪

 

ハイエンドコミュニケーションでは、お客様と信頼関係を築く様々な研修を提供しております。
「もの」の価値ではなく、お客様に高い付加価値を与えられる人材の育成が必要です。
短絡的に売り上げをあげるのではなく、お客様に長く愛され売り上げをあげましょう!

 

 

 

 

よいお店の条件とは?

「よいお店の条件」とは何でしょうか?

 

この問いを投げかけると

「商品がいい、味がいい」
「コストパフォーマンスに優れている」
「駅が近くて立地が良い」
「雰囲気が良い」
「親しみやすい」

などと出てきます。

 

 

逆に

「売り上げが悪い理由は何だと思いますか?」

と問いかけると

 

「立地が悪いから」
「この商品は売れない、商品力がない」
「高すぎる」

確かにどれもお客様にとっては満足度を左右するようなものです。
ですが、これらはお客様に選ばれる「よいお店」であるための絶対条件ではありません。

 

一度、店舗内で「良いお店とは」と皆で意見を交換してみる機会をぜひ持ってみてください。
じっくり考えたことがないという人もいるでしょうし、それぞれの考え方を一度言葉にするのはいい機会です。

 

良いお店とは

 

お客様に愛されるお店だということです。

つまり、お客様がリピーターとなり何度も足を運びたくなるようなお店です。

繁盛しているから、お客様がリピーターになるのではありません。

お客様に愛される要素があるからお客様がリピーターとなり繁盛するのです。

 

商品が良くて、2回、3回リピートしてくださったお客様は、リピーターでしょうか?

これは、リピートしている「状態」であっても残念ながら「顧客化=ファン化」かどうかは分かりません。もしかしたら他に良いものがないから今はリピートしているだけかもしれません。
こういった場合、さらに良いものが見つかればいつなんどき、他にスイッチされるか分かりません。

いわばお店にとっての片思い。「リピーターのお客様だ」「私のお客様だ」と思っていたとしても、ただお客さまは「リピートしている」だけの可能性も高いのです。

顧客ロイヤルティを高め囲い込みをしていくためには商品以外で繋がる「なにか」が必要です。

「ここじゃなきゃだめなんだ」

 

必要なのは、お客様に商品を超えて愛されるということです。
商品以上にさらにどんなメリットをお客様は感じられるのでしょうか?一度書き出してみてください。

「愛される店」

では「愛される店」とはどういうことでしょうか?

 

多くの店舗をみていても「愛されるお店」で働くスタッフは生き生きとしています。
作り笑顔ではなく自然と笑顔があふれています。
また、店内は掃除が行き届いていて美しく、お客様を大切にしているのが一目でわかります。

 

お客様だけに愛される訳ではなく、そこで働く人間、お取引先、お店に関わる全ての人が誇りに思い笑顔になれる場所であることです。

お互いがお互いのことを大切に思い合っているのが伝わるお店です。

自分たちも愛しているから、愛されるポイント・選ばれる理由を自分たちで分かっているのです。

 

元ある場所に戻すということでさえも、次使う人が使いやすいようにと心遣いが見えたり至る所に「思いやり」「ホスピタリティ」があふれています。

 

これは「きれいごと」と思う方もいるかもしれません。
ですが、実際多くの店舗を見てきても、売上の良い店舗ほど環境が整っているのです。
そして売上の悪い店舗ほど、整理整頓がされていない、人間関係の悪さが空気となって伝わる・・・・
お客様を迎え入れる環境が整っていないのです。

まずはここからです。

店舗内でのコミュニケーションの円滑をはかりチームワークを大事にすることも大切です。

One to One のコミュニケーション

真のリピーターを獲得するのに必要なのは、コミュニケーション力とホスピタリティです。
質の高いサービス力。

例えば、レストランであればシェフやテーブルの担当者、メートルドテルが食事中にも配慮しながら会話をしたりお見送りの挨拶をして余韻を残す店舗と、全くコミュニケーションをせず食事のみする店舗では、お客様に提供する価値が変わってきます。

当たり障りのないマニュアル的な会話ではなく、その場でしか生み出せないようなONLY ONEの会話をすればするほど心と心のコミュニケーションができます。

ふと思い出すのが「食事内容」や「おいしかった」という味に対する感想のみなのか、「食事内容」「味」「お店とのやりとり」で生まれた感情なのか・・・・・・

記憶できる内容が、「提供する商品」だけではない方がお客さまとの余韻を残し、繋がりを持てます。

 

人間同士のやりとりです。
商品、技術力があってサービスの質もいい。居心地がいい。信頼できる。プロフェッショナルである。
特にデジタルの進んだ今、お客さまが勝手に口コミを広めてくださることもあったり、人が集まらないわけありません。

 

モノの価値以上の付加価値をつける

 

モノだけでお客様を感動させることは出来たとしても、お店のファンにまでさせることは出来ません。

「ヒト」「対応力」が良ければ、モノの価値以上の付加価値をつけることができ
お客様にとってのモノの質は上がっていきます。

 

その結果、お客様は商品のファンではなくお店のファンになりやすく、リピーターに繋がって行きます。

いいお客様は、同じようなお客様をよんでくださいます。

どれだけ商品力があっても、どれだけ一人の接客力があっても、チームの関係性が悪くうまく回っていない店舗は山ほどあります。

 

だれか一人だけ優れていてもダメなのです。

カリスマが一人いて売り上げが上がっていても、彼らが抜けた途端ダメになるのはよくある話です。

それぞれが能力を発揮できる環境にするのがマネジメント層の役目です。
権力をかざして、空気を悪くするのは本末転倒。

空気というのは必ず、お客様に伝わります。

「リピーター獲得件数目標」
「売り上げアップの目標」

これらをいくら目標設定しても、具体的な行動がわからなければ何も変わりません。

お客様だけに向けるホスピタリティではなくチーム全体に向けるホスピタリティを持ち、スタッフもお取引先も、そしてお客様から愛されるお店を目指しましょう!

 

株式会社ハイエンドコミュニケーション 高野睦子

 

ハイエンドコミュニケーションでは、企業様に「お客様と信頼関係を築く研修」を提供しています。
「もの」の価値ではなく、お客様に高い付加価値を与えられる人材の育成が必要です。
短絡的に売り上げをあげるのではなく、お客様に長く愛され売り上げをあげましょう!

 

 

 

 

リピーター作りに必要な対応力とは

もう今年も9月です。

早いですね!

さて、先日とあるラグジュアリーブランド を
長年ご愛用されているという方とお話をしていた時のこと。

 

BAGが欲しいと思い店舗に訪れたところ、
本当に気持ちの良い接客とお声がけ、的確なアドバイス、
さらにはアフターフォローのDMも届きこれを買ってよかった!!
ととても嬉しそうにお話しされていました。

 

接客で人を幸せな気分に出来ている例ですね!
聞いていてとても嬉しい気分になりました。

商品以上の価値がそこには存在しています。

 

その後、お揃いのシリーズのお財布が欲しくなり購入されたとのこと。

 

ー商品に対して満足し、接客も良かったので次の商品も欲しくなるー

 

こういうケースはよくあります。

店舗を訪れると、以前の担当者がお休みだったため他の担当がついてくれたとのことです。

よくある光景ですよね。

しかし・・・・・・

「私には使いにくくて、なんでこんなの買ったのかしら・・・買わなきゃよかったわ。
あの担当の人、何も言ってくれなくて、とにかく急かされて私ももういいかと
思って取り敢えず買ったの。一度も使っていない」

 

と笑って話されていました。

 

皆さんはこの話を聞いて何を思われますか?

実はこのような話はよく聞くことです。

 

接客により、「商品」に付加価値がつき
より一層良いものになる。「モノ」以上の価値です。

一方、

商品は最高のものなのに接客により
それはただの「モノ」になってしまって、
使用すらされていない
今後につながらない接客

 

お客様にとっては、見るたびに嫌な気持ちになるものになっているのです。

こんなに良い商品なのに・・・

 

`「売上」が上がったから良い`ではない例です。

「売れたからまあいいや」「自分のお客様ではないし」

こんなことを思う方には顧客様はつきません。

人 対 人です。

ブランドのファンを手放す接客とブランドの価値を高め、多くのファンを作る接客。

 

どちらがいいか、どちらが長期的に伸びるかは説明するまでもありません。

 

「取り敢えずもういいわ、と思って。。その時お財布が欲しかったから」

この方にとってのその商品の価格は、迷うほどでもなくすぐに買える金額なのです。
なので「たまたま」購入はされました。
でも接客に不満を少なくとも持っているので、
「もっと説明してくれてもよかったのに」

これは=「もっと私がどんな風に使いたいか、どのようなイメージを持っているか
ヒアリングをしっかりしてくれていたら」
ということです。

お客様とのコミュニケーションがうまくとれていない例です。

コミュニケーションとは相互でやりとりすることです。
起こりがちなのは、一方的に商品説明をする、ということ。
商品説明をすることが接客ではありません。
数字だけが大切なのではありません。

 

お客様にとってメリットのある話が出来ること。

そのためには、よくお客様の話を伺わないと出来ません。

 

このようなお声は、実は直接担当者や店舗、ブランドに届くことはありません。
お客様からのご意見(クレーム)というのは、お客様が直接届けてくださったありがたいお言葉です。

 

その変わり、「口コミ」として広がる可能性がとても高いのです。

売り上げの戦略を立てる前にやはり大事なのは

感じの良い接客・目の前のたった一人のお客様のことを考えたご提案です。

人のお客様だから、自分に売り上げがつかないから、
こういう思いは、態度や表情に思っている以上に表れます。

 

感じが良い接客をしてもらった、気の利いた一言が心に残っている、
私の話をよく聞いてくれた・・・

気持ちの良い接客を受けると、
1日がとても気分の良いものになります。

 

お客様自身も言語化出来ていない思いを聞き出し、

プロとしてお客様の良いパートナーになる

 

せっかくなら、自分の言動で人を幸せにする
そんな人を目指しましょう

 

「あなただから」「あなたにお願いしたい」

人の笑顔は結果自分を笑顔に、幸せにしてくれますから♪

そして必ずお客様も売り上げもついてきます!

 

ハイエンドコミュニケーションでは、企業様にお客様と信頼関係を築く様々な研修を提供しています。
「もの」の価値ではなく、お客様に高い付加価値を与えられる人材の育成が必要です。
短絡的に売り上げをあげるのではなく、お客様に長く愛され売り上げをあげましょう!