価格で売らない、売れる価値を作る

日頃多くの、セールス担当の方にお会いしていて感じるのは売り上げに悩む人は、「価格」で売ろうとしている人が多いということです。

価格で売るということは、安いから売れる、高いから売れない、このような思考のことです。

 

「他店が値下げしました!うちも値下げしましょう!勝ち目がありません!!」
「お客様が高すぎるとおっしゃっているので値下げしてもいいですか?」

 

社内でこのような言葉が口癖になっている方もいます。

このようなことをしている限り、不毛な価格競争に陥り、本来取り込みたいお客様が離れていきます。

今日はその理由についてお届けします。

価格で売ると、続かない

今は情報過多、物が溢れかえった世の中です。
同じような商品や同じようなサービスは山のようにあります。
その中で、お客様はあなたのところで何故購入しないといけないのでしょうか?

このことに答えをすぐに出せる人は、きっとお客様がついてこられているのでしょうが、売り上げ低迷で悩む多くの方はこの問いに答えられないのです。

これに答えられないということは、独自の価値を自分自身が理解していないということ。
これではお客様に選ばれるのは難しいですよね。

「安いからです!」「お値打ちだからです!」

もし、これらを答えとしてしまったら・・・・お客様は価格でしか選んでいないのでいつ何時、他店に浮気をされるか分かりません。

さらには、価格で一度売ってしまうとそのお客様が求められる価値は「価格」なので今後もずっと価格に悩まされることになります。
自らその価値、ブランド力を下げているのと同じ行為です。

商品力があるから売れるは幻想

「この商品は売れる!!」「ヒットする!!」
「これだけこだわっているんだから売れるはずだ!」

本当にそうでしょうか?
いくらいい商品でも売れないことはあります。

実際私がTiffanyに勤務していた時、もちろんTiffanyですから商品力はどれも最高のものですし、世界中どこに行っても同じ商品力です。多大な広告費をかけて広告もしています。

ですが、店舗によって全く売れ行きは違うのです。売れ筋も違います。

いい商品だから売れるというのは幻想です。

お客様が選ぶ理由もあれば、選ばない理由というのもたくさんあります。

店舗の売れ行きどころか、同じ店舗にいるAさんとBさんで比べても売れている商品が全く違うのです。

商品ではなく、結局は売れる売り方が重要

上記のように結局、商品が売れる時というのは商品力ではなく、売れる売り方ができている時です。

いい商品でも認知されなければ売れませんし、その良さ、価値がお客様に合致しないと売れません。
特に今の時代、私自身も肌で感じていましたが商品力だけではもう売れないのです。

価値をお客様に提供することが大事です。

この商品を手に入れたお客様はどのようなベネフィットがあるのでしょうか?
どのようなライフスタイルが待っているのでしょうか?

スペックなどの機能ではなく情緒的価値を、意識してみましょう。
「こちらはシルク100%なんです」
「最新の機能を搭載しています!」

お客様にとってはだから何?です。

お客様が買う理由を明確に気付いてもらえるようにするのです。

商品ではなく、ブランドのファンを作る

最初の入り口は商品からであっても、最終的には「ブランドのファン」を多く作ることがとても大事です。

「あのブランドの商品だから信頼できる」「あのブランドは世界観が好き」
さらには
「あの人が言うんだから間違いがない」

担当者のファンを作ることは非常に重要ですが、その担当者だけの信頼であればその人が退職した時に、お客様も離れていってしまうという現象が起こってしまいます。現場ではこのような悩みを抱えているところも非常に多いです。

 

どのようにお客様を囲い込むかは、テクニックです。コラムでは割愛しますが
これはこれで、対処法があるのです。

 

オンリーワンの価値は伝わらなければ売れない

売り上げが悪くて悩んでいる企業や店舗には同じような特徴があります。
商品力、技術力だけに頼り過ぎています。コンセプトも世界観も、お客様に伝わっていません。
もちろんコンセプト、世界観だけでは売れませんが、それこそが「独自性」であることを
お忘れなく。

同じような商品はあっても、そこにある「ストーリー」はオンリーワンです。
情熱、哲学・・・、歴史。

商品価値が分からない場合は、自分の体験に置き換えるといい

 

どれだけ素晴らしい商品でも、どれだけこだわり抜いた商品でもお客様に伝わらなければその商品は存在していないのと一緒です。

AさんとBさんで売れ筋が違うことからも分かるように、「人」という単位であっても伝え方が全く違うためお客様が商品に対して持つ印象は全く違うものになります。

商品の価値が分からない、という場合は自分の体験を思い出してみてください。

皆さんも買い物の体験は必ずあるはずです。

「なぜ、これを買おうと思ったのか」
「なぜ、買うのをためらったのか」
「なぜ、これが気になったのか」
「実際見た時どうだったのか」

など・・・。

そこには必ず「エモーション」があります。
その時の感情を思い出してみてください。

売り上げをあげるには、売れる売り方を知ることが大事ですね。

 

ハイエンドコミュニケーションでは、企業様にお客様と信頼関係を築く様々な研修を提供しています。
「もの」の価値ではなく、お客様に高い付加価値を与えられる人材の育成が必要です。
短絡的に売り上げをあげるのではなく、お客様に長く愛され売り上げをあげましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「高いから売れない」は自分勝手な勘違い

よく聞くのが

「あの商品は高いから売れない」
「あんな高い商品売れるわけがない」
「お客様のことを思うと、高額商品は勧められない」

これらを口にする人は、お客様に選ばれる人でも、売り上げがいい人でもありません。

では、高額商品を得意とし、売り上げが良いひとは高い商品をどのように捉えてお客様にお勧めしているのでしょうか。

 

今日は、高額商品を扱う人に持って欲しい心の持ちようについてお届けします。

高いから売れないは自分の勝手な価値観の押し付け

 

まず、「高い」というのはいったい誰が決めていることでしょうか?
お客様がそうおっしゃいましたか?世間一般的にそう思いますか?

「価値観」というところに意識を向けてみましょう。

皆さんもこのような経験はないでしょうか?

海外旅行に行き、暑くて喉が渇いて仕方ない・・・・
すると7ドルのペットボトルが売っていました。

周りを見渡しても、どこにも飲料水はありません。
これは私のラスベガスでの経験です。

どうしますか??

多くの人は一瞬、日本のペットボトルと比べると高いと感じるものの、今すぐ水が飲みたければその水を買うのではないでしょうか?

人は必要がないと思ったものは、価値がないと捉えます。
ですが、自分にとって必要だと感じるもの、意味があると思うもの、価値があると感じるものにはお金を支払います。

ここで気付いて欲しいのは、お客様が「高い」とおっしゃったのであればそれは
その価値をお客様がまだ感じておられない、気付いておられないということです。

その価値を伝えることこそが、プロフェッショナルなあなたの役目です。

 

お客様にお勧めしないのは不親切

 

「お客様に嫌がられたくないので、あまり高い商品はお勧めできません。」

「お客様に売りつけられていると思われたくないので、セット商品をお勧めできません」

ついつい、無難な商品をお勧めしてしまう。

こういう接客を受けたお客様ははたして幸せでしょうか?

これらは実は逆です。
お客様のことを本当に思っているのであれば、もうワンランク上の商品をご紹介したり、セットでお勧めの商品をご紹介すること、新作をご紹介することはお客様にとってメリットがあるのでできるはずです。

出来ないというのは、お客様を思っているのではなく、守りたいのは自分自身なのです。

そのマインドは捨てるべきです。

お客様に愛される人というのは、お客様が幸せな気持ちになれ、お客様の豊かな未来をサポートできる人です。

「売らないと」と捉えるという思考回路を捨ててしまいましょう。

 

 

お客様が最善の選択ができるようにお手伝いする

 

では「売らないと」というマインドを捨ててどのように捉えたら良いのでしょうか?

「買うか買わないかはお客様が決めること」

そこまで、お客様にとっての最善の選択を一緒にサポートするのです。

プロであるあなた自身がお客様の良きパートナーになってください。お客様にとって素敵な未来のお手伝いをしてください。

「なぜ教えてくれなかったのか」

お勧めしないということはこういう結果を招きます。

お客様にとっての良きパートナーになれたら、お客様は必ずあなたをご指名くださいますし、
ロイヤルカスタマーになってくださいます。

高額品を販売するということは、最高のものをお客様にご紹介できるという幸せなことです。

 

高額品販売が苦手な方は自分の思い込みを捨て、意識を変えるということからスタートしましょう!

 

 

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あなただからと選ばれ売れる接客術メールマガジン

 

 

 

新刊のご報告

皆さんこんにちは。

高野睦子 新刊が発売になりました。

「私の中のダイヤモンドを磨く45の方法」〜一生輝く自信の見つけ方〜(三笠書房)

女性で生まれて良かったと心から思える人生に

自分の魅力をブランドにして輝く人生を。

 

女性が輝く時代。
そのように言われる今の時代はまさに
女性の生き方の変革のときです。

華やかに輝いてると見える女性でも
どんな年齢の女性でも、
自分の魅力を探したり、自分らしい
生き方を探しています。

そんな女性たちにおくる本です。

皆さんのオンリーワンの
自信の見つけ方のヒントになれば
嬉しいです

2月に企画書を頂いて、
何度も何度も編集担当者さんと
MTG繰り返し、、本当に届けたいこと、
今こころにあるのは、
この本が誰か一人でも肩を押すそんな存在になればいいなということです。

宜しくお願い致します

 

富裕層のお客様に商品、サービスを選んでもらうためには

「富裕層のお客様に商品やサービスを選んでもらうにはどうしたらいいでしょうか。」

というご相談を受けます。

富裕層のかたをお客様にするのであれば、
富裕層ビジネスにおける知見や、アプローチのノウハウが必要となってきます。

 

お客様を知る、ハイエンド層とは?

「まずは、皆さんが対応するお客様についてお聞かせください。どのような方でしょうか?」と聞いても実は、そもそも富裕層ってどういうひとなの?どういう生活されているの?と「自分のお客様になりうる方々がどういう方々なのか分からない」という方も多いです。

どのようなコミュニケーションにおいても言えることですが、まずは相手を理解する・知るということはとても重要です。

お客さまのライフスタイルや価値観・嗜好・判断基準。
「富裕層」と一括りにされてしまいますが、決して一括りには出来ません。

特に富裕層ビジネスにおいてはこれらをよく理解した上での提案が求められます。

(ちなみに富裕層の定義については調査機関によりその定義は異なりますが、野村総合研究所の調査では純金融総資産保有額が1億円以上が富裕層、と5億円以上が超富裕層と言われています。

 

第一印象は面談

では、ハイエンド層のお客様に商品・サービスを選んでもらうにはどうしたら良いでしょうか。
もちろんお忙しくされている方も多くなかなかアポイントメントも取れないので、お会いできる時間というのは非常に貴重な時間です。
その時間で中身のある会話をし、「決め」にいかなければいけません。

第一印象は面談のようなもの。
ここで「損」は出来ません。皆さんが思っている以上にその後に響きます。

日頃から様々な営業が多く、付き合う人に対して慎重なので「この人の話なら聞いても良い」と信頼をしていただけるようセルフブランディング(自分の印象をコントロールする)術も必要です。

パッと見た時に、まずは違和感を感じない風貌である、清潔であること。これは前提条件として必須です。
多くの方は「好印象」を目指すのですが特に富裕層対応の場合は「違和感を与えない」ということがまず第一です。
ハイエンドの方は様々な場所で最高のサービスを受けておられたり、仕事上での立場からも人を見る目があり、当たり前の「基準値」が高いのも特徴です。
言葉にできない「違和感」を与えてしまうとその後の商談に響いてしまいます。

「身だしなみ」「挨拶」「姿勢」
これらのことは意外にも新人社員の方より、ベテランの方のほうが過去の自分の実績や経験値により当たり前のことを疎かに捉えやすいので注意が必要です。

第一印象は面談だと思い、今一度見直してみてください。

 

お客さまにとってのプロのアドバイザーになる

「どうしたら富裕層の方に売れるようになりますか?」

と言われることもありますが、まずは一旦、商品・サービスを「売る」という概念から離れてみてください。

決して精神論ではありません。
なぜなら、ハイエンド層のお客様はよく人を見ておられます。
「人間関係」を重視されるという特徴があります。

「売る」という概念は矢印が自社・自分に向いています。
目に見えない心の持ちようが、いざという時に見えてしまい特にハイエンドのお客様は敏感に感じてしまわれるのです。
では「売る」のではなくどうするのかというと、「お客様にとってのプロのアドバイザー」になるという意識です。

ハイエンドの方は様々な業界に「プロのアドバイザー」がいらっしゃいます。
常に質の高い最新の情報を得ておられるのも特徴です。

ですので、皆さんの業界において「自分がお客さまの担当になるんだ」と決めることです。

「お客様にとっての新しい発見」「新しい視点」「お客さまも気付いておられない潜在的なニーズ」
これらを日々提供できるように取り組んでみてください!

そしてこの「新しい発見」「新しい視点」「感動」を提供するためにもやはりお客様についての理解は必要なのです。

信頼関係を築くための行動を積み重ねる

ハイエンド層のお客様は人間関係を非常に重視されるという特徴があるとういお話をしましたが、人間関係を重視されると言うことはひとことで言うと、「信頼関係」がキーになるということです。

信頼が何よりも大事です。

「普通に接客をして、普通に販売できる人」はどこにもたくさんいるのですが、もう一歩踏み込んでお客さまに信頼してもらえるように「信用」される行動を積み重ねてみてください。

・スピード感のある対応
・誠実な受け答え・態度
・トラブルが起こった時にとっさに出た言葉
・セールストークではなくお客さまオンリーワンのトーク

口が上手なことが必要なのではなく、誠実さが伝わる行動を選びましょう。

特に富裕層ビジネスでは、セールストークがやたらうまく調子良くお客さまと会話できる人よりも、たとえ口下手であってもいざという時に頼りにできる姿勢や言動に誠実さを感じる人の方が長くお客様がついておられます。
上辺でうまく取り繕ったものは簡単に見破られてしまいます。

『誠実さが伝わる行動』はぜひ日々のご自身の「体験」からも感じ取ってください。
自分がお客さま側になった時、どういう場面のどういう言葉が自分の感情をプラスにもマイナスにも動かせているか。
自分の感情ポイントを研ぎ澄ませると、お客様へのきめ細やかな対応に影響が出てくるはずです!

自分の感情ポイントに鈍感だとお客さまの「心の動き」に対しても鈍感になってしまいます。

 

パーソナルな対応が必要

ハイエンド層には一人一人のきめ細やかな対応が必要です。マニュアル対応は最も好まれません。
常日頃から特別な扱いをされているお客さまにとって、「決まり事ですので」などマニュアルの対応は最も嫌がられる対応です。万が一なにか対応に困る難しいことをおっしゃっても、「できません」ではなく「わたくしはご希望に添えるように努力をしたいと思っています。」という姿勢が伝わることが重要です。

また商談時もパーソナルにあった情報を選別して提供することが求められます。一般論や、誰にでも当てはまる情報は最も不要です。

何度も繰り返しますが「普通に接客して普通に販売」では足りません。一歩踏み込んだ行動が必要です。

 

じっくり目の前のお客様に向き合い、新しい発見や価値を専門家の立場として提供しましょう。

研修では、その具体的な行動の事例などを紹介しております。

同じことを伝えるにも「言葉」をどう選別するのか、その言い回しやお客さまに配慮しながらも伝えないといけないことは伝えるという技術をお伝えしています。

最終的にはお客さまに商品や担当者である自分を選んでいただく。

そのために日々トレーニングをしましょう!

 

関連記事:富裕層のお客様への「顧客体験」〜必要な取り組み〜

 

ハイエンドコミュニケーションでは、高額商品や、富裕層担当者向けの研修を行っております。
富裕層対応に必要なマーケット情報から、接客・セールス技術、ホスピタリティマインドまで
ご担当者の皆さまの実績につながるための研修をご提案させていただきます。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
詳しくは下記のページをご覧ください。

 

 

 

一般向けセミナー

「富裕層ビジネスセミナー〜富裕層は何を求めているのか」
今後富裕層向けにビジネスを展開されたい方、サロン、高額商品を扱っておられる方是非、知見やノウハウを
得る機会としてご活用ください。

 

重版決定! ありがとうございます

発売4日後、出版社様よりご連絡を頂き急遽重版が決定いたしました。

 

正直こんなに早く重版の連絡をいただくなんて思ってなかったので本当に感謝しかありません。
多くの方がシェアやご紹介してくださり、皆さんの温かさに心から感謝しております。

 

ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

私の本に込めた思い

飛鳥新社
amazon 

著者:高野睦子 定価:1400円(込)

出版ご報告 「超一流ハイエンドに選ばれる魔法のルール」

本日は皆さまに出版のご報告があります。

11月16日に初の著書が
書店に並ぶ事になりました!!

 

超一流ハイエンドに選ばれる
魔法のルール
(飛鳥新社)

著者 高野睦子

定価 1400円(税込)

 

 

皆さまどうぞ宜しくお願い致します。

多くの方に役立てる本になれたら
嬉しいです。

 

ハイエンドに選ばれるという題ですが
選ばれる前にもっと自分を高めるという
品格のある女性になるためのレッスン本です

ハイエンドの方々に学んできたエッセンスです

多くの女性が輝いて羽ばたけるということが
私の一番の願いです

 

Amazon予約も始まりました

 

 

 

 

 

 

 

ラグジュアリーブランドに見る「らしさ」の捉え方

ラグジュアリーブランドといえば、ヨーロッパを代表するブランドや銀座に軒並み立ち並ぶ高級ブティックなどがあります。

ラグジュアリーという言葉を聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

 

■ラグジュアリーの定義

HECではラグジュアリーの定義は「心の豊かさ」と定義しています。ラグジュアリーとは決して高価なものや高級品というわけではないのです。生活必需品ではなく、なくても生きていけるものです。
その存在がそれぞれの心の中で、言葉で表現できないワクワクするもの、自分を高めてくれるもの、高揚感、そこに存在しているのはまさに「エモーショナル」です。

人の「心」に寄り添いどのように心を動かすのかということが非常に重要です。

特に物質的に豊かな今の時代、このような「心の豊かさ」を人々は求めています。

今年オープンし銀座の地価の上昇にも影響を与えている「GSIX」や、数々のおしゃれな店舗展開をしている蔦屋書店も「モノ」をただ提供している場所ではありません。「ライフスタイル」つまり心の豊かさを提案されているのです。そこに行けば、なにか自分の生活を豊かにしてくれるもの、今よりも心の充実を得られるモノがあると思い人は足を運びます。「モノ」ではない「価値」の提供です。

 

例えばJewelryであれば、人生の節目、結婚の記念、自分を奮い立たせるため、ご褒美、それを持っているだけでワンランク上の自分になれる気がするという期待、非日常感。何らかしらの「エモーショナル」な状況が存在しています。

ヨーロッパで生まれたブランドは元々一部の富裕層のみを対象にしており、一般の庶民が買いに行くというものではありませんでした。バブル期の日本人観光客がヨーロッパに行き、カジュアルな格好でブティックを訪れ買い漁るという現象が一時期ヨーロッパでは異様な光景と映ったように「ラグジュアリーブランド」自体の在り方も国それぞれで違います。

日本ではヨーロッパと違い、パリュールという3点セットで宝石を身に着け、デコルテを出したソワレで正装して出掛けるという「場所」が極めて少ないです。
ですので、ラグジュアリーブランド業界はTOP顧客様にそのような場所をおもてなしというスタイルで提供しています。
しかし、日本ではそのような場所を知っている人はほんの僅かです。

 

日本には目の肥えた質の高い消費者が沢山います。実はここ最近本当に良い高いものというのが日本でも売れるようになってきています。しかし一番厚みを持っているのはちょっと手を伸ばせば届く商品への需要です。

ちょっと手を伸ばせば届く「ラグジュアリー」が今日本ではとても需要があるのです。

 

 

■ブランド哲学とは

ブランド業界が長年大切にしているものがあります。
それは「ブランド哲学」です。ブランドらしさとは何なのか。実はこの「ブランドらしさ」は明文化されていません。社員はこの「ブランドらしさ」を追求しなければなりません。長年の歴史の重み、ブランドが守ってきたもの、それは世界観だったりイメージだったり形に出来ないものです。
どこの企業も経営理念や企業指標のようなものは存在していますがブランド業界においてはこれらは特に文書化されているわけでもなく「感じる」ものなのです。

 

私自身もテイファニーに入社し本当の意味でのブランドらしさを感じたのは、実はニューヨークに行きNY本社にあるアーカイブ、NY本店で長年働き退職されたティファニーの生き辞書と呼ばれるマダムとの会話、そしてデッサン画や大粒の宝石から一点もののJewelryが作られる工程を工房で目の当たりにし初めて感じることが出来ました。

まるで夢のような世界、これが私の感じた素晴らしい世界観でした。

このように体感して継承してく「ブランドらしさ」は常に関わる人間が大切に体感し伝えていくものです。
そしてその本質は変えることなく、時代にマッチした形で合わせていくのです。

 

ラグジュアリーブランドは京都という街ととても良く似ています。
ちなみに私の大学の卒論は京都の経済(伝統産業)についてでした。(経済学部卒業です)

守るべきもの、守らないといけないもの、継承すること、本質は変えることはありません。変えてはいけません。
しかし、時代にマッチさせるということも必要なのです。
ブランドの価値や哲学を大切にしながらどのように発展させていくのかという「イノベーション」という言葉ではない変化が必要なのです。

「らしさ」というのはなかなかすぐには理解は出来ません。その本質をやはり自分なりに考え、答えを出していくのです。

 

よく「自分らしさがわからない」という声を聞きますが、「らしさ」というのは一瞬にして理解したり分かるものではありません。時間をかけて感じていくものです。自分のことは実は自分が一番分からないものです。

 

人と関わることで「自分らしさ」は発見していけば良いのです。そして自分ひとりで築き上げていくものではなく周りとの関わりの中で見つけていくものなのです。

人生というのはこの「らしさ」を追求することなのかもしれません。そして探そうとすることがない限り分からないものです。

 

 

■CHANELにみる本質を守るということ

 

実はCHANELは創業以来、一度も株式を公開せず巨大資本グループにも属さず独自の経営を守っています。今やラグジュアリーブランドはLVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)のように巨大資本グループの一員であったり(LVMHには、Louis Vuitton、Dior、セリーヌ、エミリオ・プッチ、FENDI、LOEWE、BVLGARI、De Beersといった名の通ったブランドが傘下グループです。BVLGARIがLVMHになった時は個人的にびっくりしました。)

上場するということは、複数の株主が存在するために株主の圧力が強くなり経営に口出しされ、自由度が低くなることもあるのです。

CHANELの強みは、創業者のココ・シャネル、そして現在のデザイナーのカール・ラガーフェルドの才能だけででなく非上場ということもブランドの地位を守り続ける大きな強みになっています。株主に束縛されずブランド価値、地位を守っているのです。

本質を守るということは、信頼を守るということです。もし一度低価格の商品を量産させられたり、短期的な企業の成長や利益のみを追求させられたら二度とそのブランドの地位は取り戻すことは出来ないのです。

 

個人においても同じことが言えます。自分自身の本質を守るということは自分の哲学を守り抜くことです。皆さんには哲学があるでしょうか?または自分の美学です。

多様化、柔軟性もちろん必要ですが、自分の本質を守るためには「やってはいけないこと」があります。そしてこれらがあるものに人は惹かれます。

人生は彫刻です。余分なものを削ぎ落とし、自分らしさを構築していきましょう。

 

 

 

伝わる!売れる!極意

こんにちは。

「伝わる」「伝える」

この2つの言葉を聞いてあなたならどう答えますか?

 

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■伝わるのと伝えるは全く別物

伝えること、伝わること。

お客様や取引先にビジネスをする時にどちらを意識していますか?

 

「伝える」は一方通行、 自分→相手

「伝わる」は双方向です。 自分⇔相手

 

「伝えたい」と思う場合、気が付けば使用するのは専門用語、美しい流れ、カッコいい説明の仕方。

聞いている内容は非常にためになる勉強になる話ばかり、話の流れはとてもスマートでプロっぽい。 しかし、どうもあの人の話は頭に入らない。

このような場合、相手に情報を与えるという点では伝えることは出来ています。しかし最終的な相手の思考は、「でも自分には関係ない」

 

一方、「伝わる」を意識した場合、相手に響く言葉を考えます。

その響く言葉は人それぞれ。それをいかに感じ取るか。

 

■説明上手が売れるわけではない

知識豊富だったり、ベテラン度が上がっていくとそれに伴い知識披露になってしまうことがあります。専門知識、専門用語のオンパレード。 聞いているとなんだかすごく勉強になった気になります。この人すごいなと思われることは確かです。

しかし気がつけばお客様はポカーンとしているでしょう。

お客様が求めているのは`説明`や`商品情報`なのではなく

その商品が今後どのように自分の心を満たしてくれるのか、

その商品が今後どのように自分を変えてくれたり幸せをもたらしてくれるのか

 

皆、自分にしか興味が無いのです。

いくらその商品が素敵でも自分にとってそれらが魅力的でなければその商品は「不要」なのです。

 

■お客様が目の前にいる理由を考えよう

例えば、お料理教室に来ている生徒さん。

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「何故お料理を習いに来たのですか?」と尋ねると「お料理がうまくなりたくて。」

このように答える人が多いでしょう。

それで、なるほど、お料理がうまくなりたいのですね。なんて納得してしまう人は要注意。目の前のお客様の本音はそこにはありません。お料理がうまくなってこの人はどんな未来を描いているのか、その部分を探りましょう。

もしかしたら婚活のために来ている女性もいれば、美容活動の一環として来ている人もいるかもしれない。さらには将来お料理教室を開きたいなんて思っている人もいるかもしれない。となると、それぞれに響く言葉は全く別物になってきます。

 

■手に入れた未来をイメージしてもらうこと

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現代の成熟した社会は、

必要に迫られた消費(NEED)よりも欲望の消費(WANT)が多いです。

それを手に取っている自分をイメージ出来なければ人は購入はしません。

 

■人は感情で動き、理屈で正当化しようとする

興味がわき手に取ってみたいと思った場合、お客様の心理は、ワクワクするという感情が湧き出ています。ここでお客様の感情を揺さぶり、更に未来をイメージするような言葉でお客様の期待度をあげます。

多くのお客様は次のステップとして不安・懸念という感情が湧き出てきます。
購入をする自分を正当化したいのです。つまりこれを買うことが正解!という言い訳がほしいのです。

 

そこで必要なのがいよいよプロとしての視点での後押しです。商品の詳しい説明や専門知識、専門家としてのアドバイスをお客様目線で話すのです。

ここで心を掴む人は、誰にでも当てはまることではなく目の前のお客様にフォーカスした話し方アドバイスの仕方をします。

「この方が言うんだから間違いないわ」そのように言ってもらうにはやはり日々の知識の習得が必要です。リアルタイムな業界情報や、お客様に分かりやすい専門情報、的確なアドバイスこれらがあると目の肥えたお客様も納得してくれるのです。

 

これらのお客様の心理をよく理解することが売上のヒントに繋がるはずです。